木は実によって見分けられる

「あなた方は木をりっぱにしてその実もりっぱにするか、あるいは木を腐らせてその実も腐らせるかのいづれかにしなさい。木はその実によって知られるのです。まむしらの子孫よあなた方は邪悪な者であるのに、どうして良い事柄を語れるでしょうか。心に満ちあふれているものの中から口は語るからです。善良な人は自分の良いものを出し、邪悪な人は自分の邪悪な宝の中から邪悪なものをだします」。

岩塊の上の家、砂の上の家 〜行うか、行わないか〜

「それゆえ、これらのことばを聞いて行うものは、思慮深い人に例えられるでしょう。それは岩塊の上に家を建てた人です。そして、雨がどしゃぶりに降って洪水が来、風が吹いて打ちつけても、その家は崩れ落ちませんでした。岩塊の上に土台が据えられていたからです。そしてまた、わたしのこれらのことばを聞いてもそれを行わない者はみな、愚かな人に例えられるでしょう。それは砂の上に家を建てた人です。そして、雨がどしゃぶりに降って洪水が来、風が吹いて打ち当たると、その家は崩れ落ち、その崩壊はひどいものでした」。